人間研修 ~「みんなで観自在菩薩になっていこう」

 4年間お世話になったクライアントさまの伴走が、区切りを迎えました。

 弊社の「個人ワーク」」というサービスの1つが、職場の人間関係をよくしていけるか検証するチャンスを与えてくださった介護事業所さんです。

 主にスタッフの方お一人お一人と「個人ワーク」を重ねてきました。

 「個人ワーク」の目的は、自分の固定観念に気づくこと。無自覚な「決めつけ」が、「自分が正しい」というレンズをつくっている、人間の現在地を理解することです。

 そして、自分自身に無自覚な決めつがあり、「自分が正しい」レンズから相手を観ていることに、大きなショックを受けること。大きなショックを受けて初めて、ものごとの観方が変わります。

 

 その、最終章として、

人間研修 ~「みんなで観自在菩薩になろう。」

というテーマで、研修内容をつくりました。

 看取りもなさる看護多機能事業所もあり、素晴らしい理念を基にがんばっていらっしゃるスタッフさんのお顔を思い浮かべると、こんなテーマになりました。

 (素晴らしい理念と現実のギャップとの葛藤があるから「個人ワーク」が必要なんです。)

 

 観自在菩薩って、究極に固定観念のない状態。そのままに寄り添う慈悲。

主に大乗仏教にでてくる菩薩です。もっと調べると...

「他者に寄り添いながら共に歩み、みんなで一緒に悟りを目指す」

例えるなら、「まちに出て、人と関わりながら一緒に幸せになろうとする」

なんて表現があります。(小乗仏教との比較における表現)

 スタッフの方お一人お一人の現状はそれぞれ違うけど、みんなで観自在菩薩になっていけるチームだと確信しています。

 何よりも私自身が、現場のスタッフさんに沢山の気づきをいただきました。

人の心はとどまりません。常に動いています。

弊社の対話のあり方の未熟さから、離職を止められなかったスタッフさんもいらっしゃいます。

全て、糧になります。

感謝しかありません。

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