固定観念そのものに良い/悪い、正しい/間違いもない。

(一社)福岡市老人福祉協議会さまの次世代委員会研修 、福岡市保育協会青年部さまの研修で 「対話の実践ゲーム ほめゲー」を実施させていただきました。

 それぞれの研修のサブテーマは、以下です。

「施設長の対話力・傾聴力を高め 「職員の本音」を引き出し、チームワークの構築や離職防止に努める」

「職場の人が毎日会いたい人になる?!職場の人間関係に革新を起こそう!」

みなさま、しっかりと研修に取り組まれる姿勢が印象的でした。

リーダー・次期リーダーとして問題意識をもち、解決のためには、自身の固定観念に変化を起こすことが必要であることを、様々な方向からお伝えする内容でした。

この研修は、前半はポジティブなエネルギーに溢れます。

後半は、人間だれもがどうしようもなく固定観念ができる仕組みの理解。そして、無意識に働く自分の固定観念(イラっとしたり、嫌だなと思う時に作用している)をみていくので、抵抗が出てきます(-_-;)。

固定観念(アンコンシャスバイアス=ものごとの観方、捉え方)は、だれでにでもある。ない人はいない。

なので、「ああ、自分はこんな思い込みからものごとをジャッジしているんだなあ」と、自分の内側で気づくことが大事な 1 歩 です。

「あ!今、自分の固定観念からあの人を責めたなあ、」➡例)自分の中に出てきていることば(思い込み)→「普通、ここまではやるもんでしょ ⁈ 」

「A が言ったことに対して、腹が立ったのは、自分の思い込みからその人の話を解釈したからだ…。」➡例)A:「なんでこれはこんなことになってるの ⁈ 」自分の中に出てきていることば(思い込み)→「私ができてないと思っている?私のせいにしてる?」

些細な事ですが、このような気づきの積み重ねが本当に大事なんです。

これは、自分の固定観念からしかものごとをとらえられない脳の思考(機械的条件反射)に、すき間ができていく大事なプロセス。

すき間ができるほど、相手は変わっていないのにその相手をどう観るかという自分のとらえ方が広がります。 すると、職場の人間関係が新鮮になり、信頼の再構築も可能になります。

 気づくための理解や練習を、職場のメンバーでできると相乗効果ですね。

私自身も意識しなければ、あっという間に固定観念バイアスに覆われております(*‘∀‘)

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